ホーム

『終活』のすすめ

 悔いのない 望ましい最期を迎えるために

 

🔵 男性 約16.41年、女性 約22.45年、
  年金需給をはじめてから平均寿命までの年数です。

(日本の平均寿命 2021年度厚生労働省発表データから)

 

 超高齢化時代、その老後(年金需給開始から)は沢山の時間があります。

高齢者となってからの長い時間は、まるで新卒の社会人と同じで、どんな

ことが待ち受けているか分かりません。そんな色々な事態に遭遇したとき

にあわてることなく、前に進む力に

になるのが、日頃から備えた知恵と情報です。人生を思う存分に長生して、

望ましい人生のエンディングに向かうための「終活」のあり方を提案します。

 

🔴 いまや「人生90年」時代。
   人生50年と舞った信長が聞いたらどう思うことだろう

 

 超高齢化時代の老後は、まずその長い時間を視野に入れて考えなけれ

なりせん。「人生80年」と言われるようになったのは昭和45年頃(1970年)

からですが、現在、日本人の平均寿命は軽々とそれを超えて、とくに女性

の平均年齢にいたっては、限りなく90歳に近くなっています。最近の国勢

調査では一人暮らし高齢者の数は約345万9000人。65歳以上の男性の10人

に1人、女性の5人に1人がお一人さまとなています。

団塊世代が80代を迎える13年後には、一人暮らし高齢者は800万人を超える

と推計されます。こうした「高齢化社会」は猛スピードで進み、世界中どこ

の国よりも早く超高齢化社会が形成されます。

この現象は海外からもジャパンシンドロームと呼ばれ大きく注目を浴びてい

ます。それは世界中の国々が抱える同じ問題であり、超高齢化社会を一番先

に体験する日本の高齢化社会対策が世界の関心事なのです。

この超高齢化社会を今後どう生き抜いていくかは、高齢者ならずとも大きな

関心事となっています。

 🔴 望ましい人生をおくるために七つの提案

 

1.「終活」のスタートは「就活」です
  定年を迎えたからといってリタイアではありません
  仕事をして頭も体も活性化していきましょう

 

2.健康は日々の備えから
  健康とは健康になることではなく健康であり続けることです
  そのために「かかりつけ医」をつくり自分の体の医療情報を
  知っておきましょう

 

3.いろいろな受けられる制度・サービスを知っておきましょう
   ・在宅医療      ・介護保険制度    ・成年後見制度 

・見守りサービス(行政と民間)など

 

4.エンディングノートを書きましょう

エンディングノートを直訳すると「最期の覚え書き」です。
自分の人生の記録や、残された人に伝えたい情報を書き記し

冊子のことです。人生の最終章を迎えるにあたりご自身の

思いや希望をご家族などに確実に伝えるためのノートです。

 

5.「葬活」 葬儀の事前相談をしましょう

自分自身の人生最期のステージ、葬儀の形を自分で決めてお

きましょう。突然の旅立ちでも残された方があわてることな

く、自分で好きなスタイルで納得の旅立ちができます。望ま

しい最期、誰もの願いす。

  

6.「墓活」 終の住処(自分のお墓)を決めましょう

自分自身の終の住処を生前から考え、決めておきましょう。

自分のライフスタイルに合わせ、自分にあったお墓を決める

ことで後の憂いを絶ち、最期の不安を解決することで残され

た人生を思い切り長生きしましょう。

  

7.無縁よりも有縁・多縁。頼れる仲間をつくリましょう

老後になっても安心して過ごせるよう、お互い支えあえるな

んでも相談できる仲間を作りましょう

 🔴 就活・婚活そして「終活」 
    超高齢化時代と共に生まれた終活という生き方。

 

「終活」とは遺言やエンディングノートを書くといった終末に向けての準備

活動とされています。しかし超高齢化時代の「終活」はそれだけでは納まり

ません。これまで誰も経験したことがない超高齢社会(ジャパン・シンドローム)

に生きる私たちにとって「終活」は高齢者(年金需給者)になって新しい人生が

スタートしたことを自覚するところから始まります。

まず、第二の就活を考えましょう。今までできなかったことにチャレンジし

てみましょう。自分の身体を大切に人生をエンジョイして、できるだけ長生

きをするのです。そして人生の終末期にむけて、自分らしい“いい旅立ち”を

一人ひとりが自分のステージに合わせ、残りの人生の中で準備していくこと

です。死後のことより大切なのは「いい人生だった」と思っていつでも旅立

てるようできるだけたくさん生きること。それが「終活」のありかたであり

このサイトからのメッセージなのです。